グダグダな日々

コマコです。アラサーです。婚活したり、考えたり、寝たり、買ったりしています。

アラサーのマッチングアプリ婚活/ VSカワイイ系男子(人工知能)

マッチングアプリで知り合ったカワイイ系男子、ユウキくんとご飯に行く約束をしてから数日。

どんな服を着ていこう?どんな話をしよう?会ってがっかりされないかしら?とドキドキワクワクしていた。

はずだった。

 

いや最初は確かに、見知らぬ男性(子犬っぽいカワイイ系)と二人で食事に行くという不安と興奮で胸が高まりっぱなしだったのだが、だんだんと違和感が渦巻くようになっていた。

 

メッセージの内容がなんだか…なんだかなのだ。

例えば一昨日の朝には

--------

「コマコさん!おはようございます!♪( ´▽`)昨日はよく眠れましたか??」

はい!ぐっすりでしたー(^^) ユウキさんはどうでした?

「僕もぐっすりでした!(=´∀`)」

そうなんですね、それはなによりです!

--------

 

昨日の朝には

--------

「コマコさん!おはようございます!昨日はよく眠れましたか?o(`ω´ )o」

昨日はドラマを見ていて少し遅くなっちゃったので今日はちょっと眠いです…。ユウキさんは?

「僕はぐっすりでした!(*'▽'*)」

そうなんですね、よかったです!

--------

 

今日の朝には

--------

「コマコさん!おはようございます!\(//∇//)\昨日はよく眠れましたか?」

えーっと…よく寝たと思います。ユウキさんはどうですか?

「僕はぐっすりでした!( ^ω^ )」

…そうなんですね…!

--------

 

お分かりいただけただろうか…。

彼はこのように朝には毎日睡眠の調子を聞いてくるのだ。そして同じ形式で、昼にはお昼ごはんの内容を、夜には仕事の進捗具合を聞いてくる。

こちらの答えに対して、例えば「昨日はなんのドラマ見たんですか?」「結構夜更かしするタイプですか?」みたいに会話がそれ以上に発展することはなく、律儀に毎回同じ質問、同じ答え。

こちらから「お料理とかするんですか?」などとふっても「苦手なんですよね(//∇//)」と一問一答で返ってくるだけで話が続かず、朝になると睡眠の質を確認される。

 

ちなみに、日中忙しいと

--------

「コマコさん!おはようございます!昨日はよく眠れましたか?」(忙しくて返信できず)

「コマコさん!こんにちは!お昼はなにを食べましたか?」(忙しくて返信できず)

「コマコさん!お疲れ様です!今日のお仕事は忙しかったですか?」

わあ、お疲れ様です!

すみません、今日は忙しくてすぐに返信できなくって…。

よく眠れました!あと、お昼は肉うどんでした!

「僕もぐっすりでした!」

……なによりです!!

--------

となる。

 

もしや臆病なアラサーがデートの約束を取り付ける経験を積むために、マッチングアプリが開発したAIなのか。

だったら納得だ。開発者に菓子折の一つでもお渡ししたいくらいだ。

しかし、ユウキくんが実体を持つ人間だったとして、この不思議なコミュニケーションスタイルではデートで15分と話が続く気がしない。

 

「すみません、彼氏ができてしまいました…。お会いする前で申し訳ないのですが、今週末の予定はキャンセルにしていただけないでしょうか…。」というメッセージをおくり、ユウキくんのアカウントを消した。

 

次だ、次!